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厨房清掃の盲点!製氷機や食洗機の内部汚れを防ぐメンテナンス術

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厨房清掃と聞くと、床やレンジフード、ダクトといった「目に見える汚れ」に意識が向きがちです。しかし実際には、製氷機や食洗機といった水を扱う機器の内部にも汚れが蓄積しています。

これらは普段の清掃では見落とされやすく、内部に汚れが残ることで衛生面のリスクや機器の故障につながる可能性があります。

本記事では、見落とされがちな製氷機・食洗機の内部清掃について、その重要性と効果的なメンテナンス方法を詳しく解説します。

 


1. 見落とされやすい製氷機の内部汚れ

製氷機は一見すると清潔に見えますが、内部はカビや水垢、バイオフィルム(微生物の集合体)が発生しやすい環境です。これらは氷の透明度や味に影響を与えることがあり、衛生的にも大きな問題となります。

氷は直接口に入るものだからこそ、わずかな汚れでもお客様の信頼を失う原因になりかねません。また、汚れの蓄積は冷却効率を低下させ、製氷機本体の故障や電気代の増加につながるリスクを高めます。

 


2. 食洗機の内部トラブルと清掃不足の影響

食洗機は日常的に使用されるため、内部に油脂や洗剤カス、水垢が蓄積しやすい機器です。特にフィルターやノズル、排水部分に汚れが残ると、以下のようなトラブルが起きやすくなります。

 

・洗浄力の低下により食器に汚れが残る

・悪臭の発生

・菌の繁殖による衛生リスク

 

さらに、清掃不足によってポンプや配管が詰まると、修理費用や機器停止による業務への影響も大きくなります。効率的な厨房運営のためにも、内部清掃は欠かせません。

 


3. 製氷機・食洗機のメンテナンス方法

内部の清掃を怠ると、日常の表面的な清掃だけでは取りきれない汚れが蓄積してしまいます。以下のように段階的にメンテナンスを行うことが推奨されます。

 

日常的にできる清掃

・製氷機の貯氷庫内や氷スコップを水洗い

・食洗機のフィルターを毎日取り外して洗浄

 

週単位・月単位で行う清掃

・製氷機の内部水路や給水経路を専用洗浄剤で清掃(使用環境に応じて)

・食洗機のノズルや排水口を週1回程度分解して清掃

 

プロによる清掃

・製氷機は年2回以上、専門業者や訓練を受けたスタッフによる分解洗浄と消毒が推奨されています

・食洗機は稼働状況や使用水質によって、四半期〜半年ごとに専門業者に点検・清掃を依頼するのが一般的です

 


4. 清掃の頻度とプロに依頼する基準

清掃頻度は使用環境や利用状況によって異なります。

 

・製氷機:日常の簡単な洗浄に加え、内部の水路清掃・消毒は年2回以上が目安。汚れやすい環境では四半期ごとに実施するのが望ましい。

・食洗機:フィルター清掃は毎日、ノズル洗浄は週1回程度。専門業者による点検・清掃は3〜6か月ごとに行うと安心です。

 

また、「水質が硬い地域」「使用頻度が高い店舗」などでは、汚れの蓄積スピードが早いため、より短い間隔での清掃が求められます。判断に迷う場合は、定期的に専門業者に点検を依頼すると安心です。

 


5. 清掃を怠った場合のコストリスク

清掃を後回しにした場合、短期的には時間や手間を省けても、長期的には大きなコストを招きます。

 

・修理・買い替えコスト:故障が深刻化すると高額な修理費用や新規購入が必要になります

・営業への影響:食洗機が停止すると大量の食器洗浄が手作業となり、業務に大きな負担がかかります

・衛生面でのリスク:重大な違反が認められた場合、食中毒や行政からの衛生指導、最悪の場合は営業停止に繋がる可能性があります

・顧客満足度の低下:氷の味や食器の汚れは、顧客の評価に直結します

 

こうしたリスクを避けるためにも、日々の小さな清掃の積み重ねが大きな価値を生みます。

 


6. まとめ

厨房の衛生を守る上で、製氷機や食洗機の内部清掃は決して軽視できません。

目に見えない部分にこそ汚れが溜まりやすく、それが衛生面・コスト面・顧客満足度に直結します。日常的なメンテナンスを徹底し、定期的にプロの手を借りることで、安全で効率的な厨房運営が可能になります。厨房清掃の盲点を見逃さず、安心できる飲食環境を提供しましょう。

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