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なぜアルミやステンレスに跡が残るのか?金属清掃のNG洗剤と正しい方法

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アルミやステンレスは、厨房設備や建物の外装、手すり、サッシなど、さまざまな場所で使用されている金属素材です。見た目にも丈夫で、汚れにも強い印象があります。しかし実際の清掃現場では、「汚れを落としたはずなのに白くなった」「黒ずみが広がった」「まだら模様になってしまった」というトラブルが少なくありません。

こうした現象は、汚れが落ちきっていないのではなく、素材そのものが変化してしまっている可能性があります。金属は見た目以上に繊細で、使用する洗剤や清掃方法を誤ると、表面に跡や変色を残してしまうことがあるのです。

本記事では、なぜアルミやステンレスに跡が残るのかという理由を解説するとともに、避けるべきNG洗剤や清掃方法、そして正しいお手入れ方法について詳しくご紹介します。

 

 

 

 

1.なぜアルミやステンレスに跡が残るのか?

金属は「保護膜」で守られている

アルミやステンレスは、ただの金属の塊ではありません。表面には目に見えない保護膜が存在しています。

アルミは空気中の酸素と反応して「酸化皮膜」と呼ばれる薄い膜を形成し、内部の腐食を防いでいます。ステンレスも同様に、「不動態皮膜」と呼ばれる保護層によって錆びにくい状態を保っています。

ところが、強い洗剤や不適切な薬品を使用すると、この保護膜が傷ついたり、溶けたりすることがあります。その結果、変色や白化、黒ずみ、点状の腐食などが発生するのです。

つまり、「跡が残る」という現象は、汚れではなく素材の変質であるケースも少なくありません。

 

アルミは特に薬品に敏感

アルミは軽量で加工しやすい反面、強い酸や強いアルカリ、または高濃度・長時間接触といった条件下では影響を受けやすい性質があります。※すべての酸・アルカリで直ちに変質するわけではなく、濃度や接触時間、表面処理の有無によって影響は異なります。強アルカリ洗剤を使用すると黒ずみや白化が起こることがあり、酸性洗剤でも表面がくすんだり、溶解に近い反応が起こる場合があります。

特に厨房などで使用される業務用洗剤は洗浄力が強い製品もあるため、アルミ素材に使用する際は、使用可否表示や希釈倍率を確認し、目立たない箇所で試験してから作業することが望まれます。

 

ステンレスは万能ではない

「ステンレス=錆びない」というイメージがありますが、これは正確ではありません。塩素系洗剤を高濃度のまま長時間接触させた場合や、十分な水洗いを行わなかった場合には、腐食(孔食)の一因となることがあります。金属たわしや研磨剤入りクレンザーを使用すれば、表面のヘアライン加工が傷ついてしまいます。

細かな傷が入ると、そこに水分や汚れが溜まりやすくなり、結果的に見た目の劣化が進行することもあります。

 

 

 

2.金属清掃でやってはいけないNG洗剤・NG行為

強アルカリ洗剤の長時間放置

洗浄力が高いからといって、強アルカリ洗剤を高濃度のまま長時間放置することは、素材によっては変色や劣化の要因となる可能性があります。アルミの場合、変色や腐食の原因になることがあります。

 

塩素系洗剤の安易な使用

除菌目的で塩素系洗剤を使用する場面もありますが、使用方法や濃度、材質の種類によってはステンレスでも腐食が生じる可能性があります。製品表示に従った使用が重要です。使用する場合は十分な希釈と短時間の使用、そしてしっかりとした水洗いが必要です。

 

研磨剤入りクレンザーや金属たわし

汚れが落ちないからといって強くこすってしまうと、表面加工を削ってしまいます。見た目はきれいになったように見えても、傷が残り、後々汚れが付きやすくなることがあります。

 

水分を残したまま放置

水道水に含まれるミネラル分が乾燥すると、水垢として白い跡になることがあります。洗浄後は必ず水拭きと乾拭きを行うことが重要です。

 

 

 

 

3.アルミの正しい清掃方法

アルミ清掃の基本は「中性洗剤を使用し、短時間で仕上げる」ことです。

 

1.中性洗剤を薄めて使用する

2.柔らかいスポンジでやさしく洗う

3.洗剤を残さないよう十分に水拭きする

4.最後に乾拭きを行う

 

また、初めて使用する洗剤は、必ず目立たない部分でテストを行うことをおすすめします。

 

 

 

4.ステンレスの正しい清掃方法

ステンレスは、ヘアラインの方向に沿って拭くことがポイントです。円を描くようにこすると、仕上がりがまだらになることがあります。

・中性洗剤または専用クリーナーを使用
・やわらかいクロスを使用
・洗剤成分を残さない
・水分を完全に拭き取る

特に厨房では、洗剤と塩分が混ざる環境になりやすいため、こまめな拭き取りが重要です。

 

 

 

 

5.すでに跡が残ってしまった場合の対処法

軽度の白化やくすみであれば、状態によっては専用の金属クリーナーで外観が改善する場合もあります。ただし、保護皮膜が大きく損傷している場合は改善が難しいこともあります。しかし、保護膜が大きく損傷している場合は、完全な復元が難しいケースもあります。

無理に削ったり、強い研磨を行うと状態を悪化させることがあるため、判断が難しい場合は専門業者に相談するのが安心です。

 

 

 

 

6.まとめ|金属清掃は「強さ」より「相性」

金属清掃で重要なのは、洗浄力の強さではなく、素材との相性です。アルミは特に薬品に敏感であり、ステンレスも決して万能ではありません。

中性洗剤を基本に、短時間で作業し、洗剤を残さないといった基本を守ることで、素材トラブルのリスクを低減できる可能性があります。

金属設備の清掃でお困りの際は、素材に合わせた適切な方法をご提案いたします。清掃は「汚れを落とす作業」ではなく、「素材を守る作業」であるという視点を、ぜひ大切にしていただければと思います。

 

サンモール・サービスでは、素材の種類や設置環境を確認したうえで、適切な洗剤選定と施工方法をご提案しています。

厨房設備や共用部手すり、外装パネルなど、金属部分の変色やくすみでお困りの際は、自己判断で強い洗剤を使用する前に、ぜひ一度ご相談ください。素材を守りながら美観を維持する清掃をご提供いたします。

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